マツダは2月4日、2021年3月期第3四半期決算説明会の中で、同社が取り組んでいる電動化マルチソリューションにおいて「PLUG-IN HYBRID」「REマルチ電動化技術」の導入を2022年に予定していると公表した。
このPLUG-IN HYBRIDとREマルチ電動化技術に関しては、2020年11月に行なわれた中期経営計画見直しの説明では、代表取締役社長兼CEOの丸本氏が「この先2年の足場固めとして行なうブランド価値向上への投資で、2022年以降順次市場投入していく」と発していたが、今回公表された資料には「2022年予定」と明記された。
決算説明会の中で丸本氏は、2017年に地球の環境保全を追求し続けるために公表した「サスティナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」や、2018年の技術説明会で公表した、CO2削減のためには「Tank to Wheel(自動車の燃料タンクからタイヤを駆動するまで)」ではなく「WELL-TO-WHELL(油田からタイヤを駆動するまで)」という考え方、つまり「LCA(ライフサイクルアセスメント)視点」での対応が重要となることを改めて紹介。
また、これらの考え方をもとに、段階的に電動化技術を開発し、2030年までに生産する全てのクルマを電動化すると宣言し、合わせて電動化技術の導入計画についても公表してきたことを再度説明。
さらに、2020年11月の中期経営計画見直しで解説した、電動化マルチソリューションの進捗状況についても、2020年にマイルドハイブリッドとEVを導入し、2022年にはラージ商品群向けのマイルドハイブリッドとプラグインハイブリッド、ロータリーエンジンを活用したマルチ電動化技術を導入することを説明したが、これらが2018年の発表時からほぼ計画通りに進んでいることを改めて紹介した。
他にも、自動運転技術がドライバーに置き換わるのではなくサポートする存在であるべきだという独自の思想に基づき「人間中心」の自動運転技術「MAZDA CO-PILOT CONCEPT」についても2025年予定と資料に明記しているが、こちらも今のところ2017年に発表した計画通りに進捗しているようだ。
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February 05, 2021 at 09:24AM
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