Googleが開発したカーナビアプリ、Android Auto（アンドロイドオート）。スマートフォンを車のディスプレイに接続するだけでルート検索や、音声操作で音楽再生やハンズフリー通話ができて便利です。
使い方は簡単で、スマートフォンにアプリをダウンロードして、車のディスプレイオーディオにUSBケーブルで接続するだけ。一部対応機種なら、ケーブル不要でワイヤレス接続できますよ。
この記事では、Android Autoについて徹底解説。使い方・できること・対応アプリ・対応車種などがわかります。
目次
Android Autoとは？
Android Autoの使い方（接続・設定方法）
Android Autoでできること・対応アプリ
カーナビと比較した場合のメリット・デメリット
類似サービスとの違い（CarPlay・Google Map）
Android Autoの料金
Android Auto対応のナビ・車種・スマホ
Android Autoとは？
「Android Auto」とは、カーナビ機能を搭載した、Googleが開発したドライビング サポートアプリです。車のディスプレイを利用して、スマートフォンアプリの機能を使うことができます。カーナビ機能はもちろん、音楽再生や通話なども、ハンズフリーで利用できるのが魅力。
Android Autoの使い方（接続・設定方法）
使い方は簡単。下記の方法で接続できます。
（1）車種やスマートフォンが対応しているか確認。
（2）Android Autoのアプリをスマートフォンにダウンロード（Android 10 以降のOS搭載のスマートフォンはダウンロード不要）。
（3）車のディスプレイオーディオに、USBケーブルもしくはBluetoothでワイヤレス接続。
Android Autoでできること・対応アプリ
ここからは、Android Autoでできることを「音声指示」「車のアンロック」に分けて解説。また、対応アプリも合わせてご紹介します。
■ Android Autoでできること
1. Googleアシスタントで音声指示
1.ルート検索
2.音楽再生
3.オーディオブック・Podcast再生
4.ニュース・天気の確認
5.通話
2. 車のアンロック
1.Googleアシスタントで音声指示
Android Autoでは、Googleアシスタントを使って音声で指示を出すことができます。指示の出し方には、「OK Google」と発声する方法や、音声コマンドを長押しする方法などがあります。運転中にハンドルから手を放さずに機器を操作できるため、便利です。
・ルート検索
車のディスプレイにGoogle Mapなどの地図アプリを表示すれば、カーナビとして利用可能です。目的地を音声で伝えるだけで、ルートの自動検索ができます。また、ガソリンスタンド・駐車場・カフェ・コンビニなどの場所も調べることができます。
・音楽再生
Android Autoは、「Spotify」「Amazon Music」などの音楽ストリーミングサービスにも対応しています。「Amazon Musicで（曲名）を再生して」と指示すれば、手軽に好きな曲を再生することができますよ。
・オーディオブック・ラジオの再生
本の朗読サービス「Audible」にも対応しているため、読書好きな人にもぴったり。また、「Google Podcasts」を聞いたりラジオを流したりすることもできます。
・天気・ニュースの確認
天気を調べることができるので、目的地や立ち寄る予定のサービスエリアの天気を知りたいときにも役立ちます。また、気になる最新ニュースも聞けますよ。
・通話・メール
ハンズフリーで通話や、通話履歴や不在着信の確認ができます。また、SMSアプリなどを利用して、メールの送受信も可能。さらに、メッセージを音声で読み上げることができるため、運転中に内容を知りたいときにも便利です。
2.車のロック・アンロック
スマートフォンをデジタルキーとして使用することが可能になります。対応車種では、スマートフォンで車のロック、アンロック、エンジン始動ができます。
Android Autoで使えるアプリは、多岐にわたります。対応アプリの一覧は以下からご確認いただけます。
カーナビと比較した場合のメリット・デメリット
Android Autoと車載カーナビのどちらを使うか迷っている人も多いでしょう。ここでは、カーナビと比較した場合のメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
Google Mapを利用することで、最新のマップ情報を無料で利用でき、更新料がかかることはありません。また、音楽やPodcastなどのさまざまなアプリが利用できることや、ハンズフリーで操作がしやすいことも大きなメリットです。
デメリット
Android Autoは車載カーナビと異なり、データの通信が必要な点がデメリットです。マップ情報の取得に多くの通信料が消費されるため、通信量に制限がある場合は注意が必要です。
また、Google MapはGPSを利用して現在地を表示していますが、トンネルや地下では地図の表示精度が低下する場合も。一方、車載カーナビの場合は、GPSの電波が届かない場所でも、各種センサーを活用して正確な現在地を表示しやすいです。
類似サービスとの違い（CarPlay・Google Map）
Google Mapとの違い
Android Autoは、Googleマップを利用することでカーナビとして使用できます。スマートフォン単体でGoogleマップを使用した場合と比較して、ナビゲーション機能に違いはありません。
ただし、Android Autoの方が運転中に操作しやすい仕様となっています。アイコンや文字が大きく表示されるため、運転中でも操作が容易で、カーナビに近い使用感を得ることができますよ。
【コラム】カーナビタイムも使える！
Android Autoでは、Google Map以外のナビアプリも使用可能です。「カーナビタイム」は、ナビタイムジャパンが提供するカーナビアプリで、高性能と評判。
AIによる分析で、ドライバーの運転傾向に合わせたルートの提案や、渋滞を避けて早く着くルート検索の機能などを備えています。一部機能は有料ですが、より高性能なカーナビアプリを求める人に向いています。
CarPlayとの違い
CarPlayは、Appleが開発したiOS対応のカーナビアプリです。Android Autoと似た機能を備えており、車のディスプレイオーディオにiPhoneを接続すると、iPhoneアプリが使用できるようになります。
特徴としては、AppleマップやApple MusicなどのAppleのアプリが利用できることが挙げられます。また、CarPlayは基本的にiPhone 5以降のiPhoneのみで使用可能であり、Androidスマートフォンでは利用できません。
Android Autoの料金
Android Autoは基本的に無料で利用できます。ただし、スマートフォンのアプリを利用するためにはインターネット通信料が必要。また、カーナビタイムの有料版や音楽配信などのサブスクを利用する場合は、別途費用がかかります。
Android Auto対応のナビ・車種・スマホは？
Android Auto対応のナビ・車種とは
Android Autoは、500以上の車種やナビに対応しています。お使いの車種やナビが対応しているかは、以下のページから確認してください。
Android Auto対応のスマホとは
Android Autoは、有線接続の場合はAndroid 8.0（Oreo）以上のスマートフォンで利用できます。
Bluetooth接続を使用する場合は、一部のスマートフォンを除いてはAndroid 11.0以上である必要があります。詳細については、以下の対応スマートフォン一覧をご確認ください。
▼便利な機能をもっと知りたい人におすすめ
Source:Android Auto(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8), YouTube, Google Play(1, 2), Apple inc
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December 25, 2023 at 03:00PM
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