JR西日本は22日、交通系ICカード、ICOCA(イコカ)のサービスをスマートフォンで利用できる「モバイルICOCA」を、3月22日から導入すると発表した。スマホアプリの「おサイフケータイ」がダウンロード済みで、基本ソフト(OS)が米グーグルの「アンドロイド」のスマホが対象となる。

スマホで専用アプリをダウンロードして使う。アプリを立ち上げなくても、スマホをかざすだけで電車やバスの乗車、買い物などに利用できる。クレジットカードを登録すると、電子マネーのチャージや定期券の購入もできる。

ICカードのICOCAや他の交通系ICカードを「モバイルICOCA」に引き継ぐことはできない。米アップルのiPhone(アイフォーン)への対応は検討中という。

JR西日本の奥田英雄デジタルソリューション本部長は「鉄道以外の利用が増えて購買データを蓄積でき、お客さまのニーズを深く知ることができると期待している」と話した。(共同)