中国テクノロジー株ＥＴＦ、総資産が過去最大－米国の投資資金流入で - ブルームバーグ

中国当局のテクノロジー業界に対する締め付けは、米投資家の中国大型テクノロジー株への需要に持続的な影響をほとんど与えていないことが分かった。

　　米上場の中国テクノロジー株53銘柄に投資する上場投資信託（ＥＴＦ）「クレーンシェアーズＣＳＩチャイナ・インターネット・ファンド」（ティッカーＫＷＥＢ）は、８月半ばに直近の安値を付けた後、21％値上がり。投資資金流入を受け、同ＥＴＦの総資産は19日に過去最大の81億ドル（約9240億円）に増加した。

　　ＣＦＲＡリサーチのＥＴＦ・投信調査責任者トッド・ローゼンブルース氏は投資家が回復力を強めているほか、新興国・地域でのインターネット普及拡大による長期的な恩恵を考慮し、中国のテクノロジーセクターのボラティリティーを乗り切ることに一段と前向きになっていると指摘した。