楽天グループ(以下、楽天)は2021年8月5日、ドイツに自前の通信網をもつ通信事業者として参入する「1&1」に対し、完全仮想化技術を提供することで合意した、と発表しました。楽天は10年にわたる長期的な契約を1&1と結び、ネットワークの構築や運用などの業務を約2500億円で請け負います。
完全仮想化技術とは、モバイルネットワークに用いる専用機器(ハードウェア)を汎用のサーバーと、各機能の代わりとなるソフトウェアに置き換える仕組み。これを武器にもつ楽天は2020年春、日本国内で携帯電話サービスを始めました。
今回、完全仮想化技術を世界の通信事業者に向けて販売するため、無線アクセスネットワーク、コアネットワーク、クラウド、オペレーションを「Rakuten Communications Platform」(以下、RCP)としてパッケージング。その最初の顧客となったのが1&1ということです。
さらに、1&1社のネットワーク運用を自動化するため、専用開発のオーケストレーションソフトウェアもあわせて提供することにしています。
1&1は、ドイツ・マインタールに拠点を置く株式上場通信事業者。2019年にドイツ政府から5Gの周波数帯域を割り当てられ、ドイツ・テレコム、テレフォニカ、ボーダフォンに次ぐ、第4の通信事業者(MNO)としての新規参入が決まっていました。いわば日本でいう楽天のような位置づけです。
楽天側としては、完全仮想化技術を売り込むだけでなく、日本国内でのこれまでの実績を基に、世界中の通信事業者に普及させたい考えのようです。
1&1側は、RCPで設備投資額を抑えるだけでなく、ヨーロッパ初の完全仮想化モバイルネットワークを構築できるとアピール。「楽天とともに、5Gが持つ可能性を十分に引き出すため、広範囲にわたる自動化とアジリティを備えた高性能なモバイルネットワークを構築」ともコメントしています。
Source:楽天グループ
Via:1&1 AG
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