日産、ホンダに続いてトヨタまで
あああ、ついにトヨタまで……。日本時間2021年5月19日付の「トヨタがZFとモービルアイのADASシステムを採用」のニュースに触れて、筆者がまず抱いた感想だ。考えてみれば必然のことだったのだが、それでも一抹の寂しさが残る。なぜ必然か? なぜ寂しいのか? その理由を説明する前に、まずニュースの内容をおさらいしよう。
『webCG』の読者なら先刻ご承知と思うが、ドイツのZFは、米『Automotive News』誌のグローバルサプライヤーランキングで5位に位置する世界屈指の大手自動車部品メーカーである。そしてイスラエルのモービルアイは、先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システム用の画像処理半導体で高い技術を誇り、2017年に米インテル傘下に入った半導体メーカーである。
発表によれば、ZFとモービルアイの両社は今後数年にわたり、トヨタ自動車の複数の車両プラットフォーム向けにADASの開発を行うという。このニュースリリースの表現は非常に分かりにくいのだが、要はモービルアイの画像処理半導体を組み込んだ車載カメラをZFが製造し、ZF製のミリ波レーダーと組み合わせてトヨタに供給することで合意したという内容だ。
これまでもZFは、モービルアイの画像処理半導体を組み込んだ車載カメラを製造し、世界の自動車メーカーに供給してきた。国内では日産自動車が、2016年に実用化したADAS「プロパイロット1.0」以来、一貫してモービルアイの画像処理半導体を組み込んだZF製の車載カメラを採用している。2019年に実用化された「プロパイロット2.0」は、モービルアイの最新の画像処理半導体「EyeQ4」を採用したZF製3眼カメラを搭載し、国内の完成車メーカーとしては初めて“手放し運転”を実現した。
日産に続き、ホンダは2020年に発売した現行型「フィット」からADAS「Honda SENSING」にEyeQ4を採用し始めた。こちらは仏ヴァレオ製の単眼カメラに組み込まれている。世界で初めて「自動運転レベル3」を実現した「Honda SENSING Elite」にもモービルアイの半導体は採用されており、今後もホンダ車での採用が拡大される予定だ。つまり、日本の完成車メーカートップ3のうち、2社までがこれまでモービルアイの画像処理半導体を使っていた。今回のトヨタの採用で、ついにトップ3のすべてがモービルアイの半導体を使用することになった。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
"技術" - Google ニュース
May 24, 2021 at 04:00AM
https://ift.tt/3oHhRN4
“技術の日本”に黄信号!? 「トヨタがZF+モービルアイのADAS採用」の報に嘆息したワケ - webCG
"技術" - Google ニュース
https://ift.tt/2FomjtX
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "“技術の日本”に黄信号!? 「トヨタがZF+モービルアイのADAS採用」の報に嘆息したワケ - webCG"
Post a Comment