フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
Volkswagen
- フォルクスワーゲンが、ワーゲンバスのバッテリー駆動バージョンを発表した。e-Bulliと呼ばれ、懐かしいルックスとモダンなテクノロジーが完璧に融合している。
- 1966年式のバスの2倍のトルクと馬力、時速130kmという最高速度、そして200kmの航続距離。
- さらに、e-Bulliは細心の注意を払って復元されていて、レザーシート、ウッドパネル、LEDライトなどを備えている。
- これは単なるコンセプトモデルではない。ヨーロッパのワーゲンファンは、約770万円の追加費用でバスをEVにすることができる。
フォルクスワーゲン(VW)は将来の電気自動車販売に野心的な計画を持っているが、それでも同社の歴史の中で最も人気の高いモデルを電気自動車化する誘惑に抗えなかった。
その1つが、1960年代の有名なタイプ2(ワーゲンバス)で、VWはこのモデルを「e-Bulli」という完全に電気化された新しい姿で発表した。
e-Bulliは、新世代のEVとノスタルジアを誘発するバスを組み合わせたもので、同社はコンバージョンキットを提供する。e-Bulliを開発するにあたってフォルクスワーゲンは、電気モーターとおしゃれな部品を使ってビンテージ車を改良することに特化したチューニング会社、eClassicsと協力した。
eClassicsは1966年式のワーゲンバスのエンジンをVWの最新電動パワートレインに換装した。さらに、内装には革張のシートと新しい技術が採用され、外装にはLEDヘッドライトにツートンカラーの塗装が施されている。
VWは2022年にワーゲンバスを完全電気自動車モデルとして復活させる計画だが、そのベースとなっているオリジナルのミッドセンチュリーのバスと同じだけの魅力や特徴を持つことはなさそうだ。つまり、e-Bulliは両方を併せ持つ最高の車ということになる。
幸い、同じように感じているヨーロッパ在住のVWファンは、自分のバスをeClassicsでコンバートすることができる。フルコンバージョンの価格は約770万円で、ウェブサイトには他のオプションもある。
コンバージョンは安くはないが、現時点では、優れたEVがこの価格より安くなることはほとんどない。レトロで未来的なe-Bulliの詳細を見てみよう。
遠くから見ると、フォルクスワーゲンの新しいコンセプトモデル「e-Bulli」は、きれいに保存されたクラシックなVWタイプ2によく似ている。しかしその内部には、まったく異なるものがある
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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この1966年式のバンは、細心の注意を払ってレストアされただけでなく、最新の電動パワートレインが装備されている
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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電動パワーユニットはVWによるものだが、改造はチューニング会社のeClassicsが行った
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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82馬力を後輪に送るe-Bulliの電気モーターは非力に見えるが、VWバスはわずか43馬力だったことを思い出してほしい
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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改良されたバスのトルクは210Nmで、これはオリジナルのエンジンの2倍以上だ。そして、電気モーターなので、そのトルクは即座に発生する
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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e-Bulliの最高速度は130km/hで、ガソリンバージョンの105km/hよりもわずかに改善されている
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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VWによると、満充電で200km以上走行可能だという。さらなる長距離の移動の場合でも、40分で最大80%まで充電することができる
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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e-Bulliは半世紀前のVWバスの姿をしているが、LEDヘッドライトや新しいスピードメーターなどの現代的な装備もある
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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ドライバーが回生ブレーキを調整できるようになった最新のシフトレバーも
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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天井に取り付けられたタブレットディスプレイは、ダッシュボードやコックピットをすっきりと保つのに役立っている
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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フローリングの床と革張のシートを採用している
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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幸いなことに、e-Bulliは単なるコンセプトモデルではなく、eClassicsは約770万円で電気VWバスへのコンバートをしてくれる(ヨーロッパ限定)。価格にはオプションも車両本体も含まれていないが、キャンバストップのキャンパーバージョンはとても魅力的だ
フォルクスワーゲンのコンセプトモデル「e-Bulli」。
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(翻訳、編集:Toshihiko Inoue)
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