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紙やFAXが当たり前の世界にもテクノロジーを! リアルとテックの融合を実現するGA technologiesのエンジニア組織が目指す事業貢献 - はてなニュース

GA technologies の エンジニア組織は なぜ現場主義なのか? CTOに聞く

不動産とテクノロジー。一見無関係に見える組み合わせですが、実はここ数年で注目度が高まっていることはご存じでしょうか。

技術的な進歩の遅れが指摘される巨大産業を変えるため、日本でもさまざまなベンチャーが生まれています。その代表的なプレイヤーが、株式会社GA technologies。不動産テック総合サービス「RENOSY」を始め、AIを活用した一気通貫な不動産サービスを提供しています。

今回は、GA technologiesで執行役員CTO(最高技術責任者)を務める遠藤晃さんに登場いただき、不動産テック領域における同社の事業の特徴や業界の課題、エンジニアの育成に対する思いを伺いました。

※ この記事は株式会社GA technologiesによるSponsoredContentです。

※ 取材および掲載写真の撮影は感染症予防に留意して実施しました。

「リアルとテックの融合」で社会を変える

── 最初にGA technologiesとはどういった企業なのか教えてください。

遠藤 「テクノロジー × イノベーションで、人々に感動を。」というミッションのもと、現在はPropTech(不動産×IT)事業を中心にビジネスを展開しています。現在は創業9期目、社員数は743名にまで増えており、昨年の売上は630億円と急成長を遂げています*1

事業の柱の1つであるiBuyerという領域は、資産形成に用いられています。今後は日本においても貯蓄だけでなく、投資によって資産運用する流れが加速していきます。不動産領域を軸として金融や投資などにも広く展開しているため、プロダクトの規模や数も年々増えている状況ですね。

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遠藤晃さん近影

遠藤 晃(えんどう・あきら)株式会社GA technologies 執行役員 CTO
学習院大学卒。2007年、大手証券会社向けシステム開発会社に入社し、エンジニアのキャリアをスタート。同窓会代行業をメインとしたベンチャー企業の最高技術責任者を経験。2013年、ガンホー・オンライン・エンターテイメントに入社し、オンラインゲーム・サーバーサイド開発に従事。2018年、リファラルでGA technologiesに入社し、新卒エンジニア育成チームの責任者を務める。2020年、執行役員CDO(最高開発責任者)に就任。2021年より現職。

弊社の特徴は「リアルとテックの融合」というキーワードによく表れています。現場の知見を持つ人材(リアル)と、システム開発を担う人材(テック)が、共に課題や解決策を考えるということです。両者のかけ合わせで相乗効果を発揮するのが、GA technologiesの事業の特徴です。

── 具体的にはどのようなサービスを開発しているのでしょうか?

遠藤 AIを活用した住まい探し・資産運用を提供するメディア「RENOSY」を始め、セールスの業務生産性を高めるプロダクト、物件の仕入れ・販売の支援サービス、仕入れた物件を経理担当者と連携するサービスなども内製しています。

関連記事▶ 不動産DXを推進する、RENOSYの自社開発プロダクトとは | GA MAG.

── 幅広いプロダクトを開発されているんですね。先ほど「リアルとテックの融合」と言われましたが、それは開発組織にどういった特徴として表れているのでしょうか?

遠藤 ビジネス部門と開発部門の距離が極めて近いことですね。例えば、新しいプロダクトは、ビジネス部門と開発部門が協力して作り上げます。出来上がったプロダクトを通じて業務が楽になったり、増えたユーザーに対してセールスやCSが顧客折衝部分を担ってくれているので、エンジニアはビジネス部門に対するリスペクトがありますし、その逆も然りでビジネス部門もエンジニアに対して理解があります。

セールスなどお客様と直に接する部門がいることで、お客様の要望が痛いほど伝わってくることも特徴の1つですね。単にテクノロジーを駆使してプロダクトや機能を作るだけではなく、ユーザーの声やアイディア、欲しい機能を無尽蔵に拾うことができるので、やりがいにもつながります。結果として課題も無尽蔵に出てくるのですが、近くで仲間が苦労している姿を見ていると、私たちエンジニアチームの腕の見せ所だと思いますね。

ゲーム業界からアナログな不動産業界への挑戦

── 続いて、遠藤さんのキャリアについて教えてください。前職は大手オンラインゲーム企業のエンジニアだったそうですね。

遠藤 はい。前職ではサーバーサイドで現場に立ち続け、後半はチームリーダーとしてチームをまとめる役割も担っていました。そこで学んだのは、サービスを安定稼働させ続けることの大切さです。

前職は90を超える国や地域でサービスを提供し、ユーザー数やトラフィック数も膨大でした。障害や不具合が起きたときの影響は甚大で、システムの安定性が経営のインパクトに直結することを痛感しました。

ユーザーや企業経営者の立場に立って考えてみると、サービスがどんな最新の技術を用いて開発されているかは重要でありません。技術云々ではなく、どれだけ良いサービスを運営するか、どれだけ安定運用できるのかが大事です。つまり、事業に貢献するエンジニアであることの大切さを、身をもって知りました。

── その後、ゲーム業界から不動産へと、まったく違う世界に挑戦されます。遠藤さんが入社して感じた、不動産業界における課題とはなんでしょうか。

遠藤 不動産業界には「アナログな業務が数多く残っている」という問題がありますが、真の課題はそれに多くの人が気付けていないことだと捉えています。例えば、家を借りたり買ったりする際に、「紙の契約書での手続きが面倒だな」「何回も同じ氏名・住所を書くの大変だな」と感じたことはありませんか?

── 確かに。感じます。

遠藤 おそらく多くの方が感じたことだと思いますが、1人の人生において不動産に関する契約をすることは、一般的に数回程度です。そのため、手続きの際に「なぜ複数の書類に同じような内容を書かなければいけないのか?」「なぜデータがデジタル化されておらず紙の管理なのか?」と不便や不満を感じても、手続きが終われば忘れてしまうのです。

この非効率さが原因で生じる時間や労力のロスは、社会全体で考えれば非常に大きい。だからこそ、不動産業界をテクノロジーで便利にしていくことは、大きな意義があります。

── そのようなレガシーな業界で、エンジニアとしてのやりがいは何でしょうか?

遠藤 取り組んだことの成果が反映されやすく、かつ多くの方に影響を与えられることだと思います。不動産とは人間の衣食住における住。この領域を改善することは、全ての人間の生活を変えることと同義なのです。

言い換えると、困っている人が多いとも言えます。自分たちの技術や努力によって、お客様の役に立てる。これは意外と貴重な環境だとも思います。自分自身、前職で大きなサービスに携わっていましたが、お客様から「ありがとう」と言われたことはありません。

レガシーな業界、そしてGA technologiesで事業に貢献していれば、困っている人の役に立つことができる。これは大きな魅力だと思います。

遠藤さんの横顔

技術ではなく事業貢献を考える「現場主義」

── 不動産業界がレガシーだというお話を伺ってきましたが、そういった産業でテクノロジーの要素を浸透させるには、エンジニア個人ではなく組織としての努力が不可欠なように思います。遠藤さんが、GA technologiesのエンジニア組織を作るときに大切にしていることは何でしょうか?

遠藤 一番は、現場主義ということです。アカデミックに正しいかどうかより、きちんと現場に出て業務できるかどうかを大切にしています。

エンジニアとしてのこれまでの経験から私が言えることは、「エンジニアがお客様の求めていることを理解せず、自分たちのやりたいようにシステムを開発すると失敗する」ということです。失敗している組織は、エンジニアが技術のことしか見ておらず、事業を見ていないことが多いのです。

そのため、GA technologiesのメンバーには「趣味に走って技術を用いてほしくない」と伝えています。技術は確かに楽しい。けれども、お客様に価値を提供し続けることが最も大事だと思いますし、規模が大きくなればなるほどなおさら大切です。

── GA technologiesで活躍しているエンジニアに共通する特徴などはありますか?

遠藤 まず「謙虚に学び続ける姿勢を持っている」こと。ITの世界では毎年のように新しい技術が登場しますから、特定の領域を真の意味で極めることは難しいと思っています。だからこそ「自分はまだまだ未熟だ」という気持ちで、勉強し続けることが大切です。そういったマインドがあれば、間違いなくエンジニア個々人のレベルアップにつながりますし、そういうメンバーが集まった組織は、必ず強くなります。

また「お客様に価値提供することを第一に考える」ことも重要です。私自身もかつてはそうでしたが、エンジニアとしては「自分の好きな技術を導入したい」「最新技術を取り入れたい」と考えてしまいがちです。しかし、私たちが重視しているのは、あくまでアナログな業務が数多く残っている不動産業界を改善・効率化していくことです。エンジニアリングはその目標を達成するための手段にすぎません。

お客様や仲間が喜んでくれる環境でテクノロジーを使いたい

── 現在の開発組織の課題はどんなところでしょうか?

遠藤 2つあると思います。1つ目は、圧倒的なエンジニア不足です。事業としてやりたいことがたくさんあって成長もしているのはうれしい反面、人数不足は大きな課題です。その中でも、特にマネジメント層の不足ですね。「技術的な底上げができる」という意味のマネジメントと「工数等の面でメンバーを管理できる」という意味のマネジメントがあり、その両方を担える人財が今の開発組織には不足しています。

2つ目は、技術的負債の解消です。私が入社した頃は、開発組織の状態もソースコードの品質も良くありませんでした。そこから着実に改善を続け、勢いよく成長する企業へと変わってきました。しかしながら、過去に蓄積された技術的負債がまだ残っていることも確かです。

エンジニアリングというのは過去の負債を絶対に返さないといけないので、そこは逃げられないというのを私は知っているつもりでいます。同時に新たな開発も必要になる。そこを並行してやらなければならないというのが開発組織の大きな課題ですね。

── 成長企業であるがゆえに、課題も多そうですね。遠藤さんはCTOとして、どのような方と共に仕事をしていきたいですか?

遠藤 課題の解決に喜びを見出せる人に来ていただきたいです。他の企業と同様に、弊社にも負債があります。それを返していかないとダメですし、かつ新しいものも作っていかなければいけないという状況です。この状況を成長痛と思って、一緒に楽しんで向かっていっていただける方は素敵だと思います。

ただ逆に言うと、やりがいもあると思っています。アナログな業界である分、自分が開発したものの成果が「テクノロジーを入れることでこんなに喜んでくれるんだ」と、すごく分かりやすい成果としてダイレクトに返ってきます。お客様や仲間が喜んでくれることが味わえる環境なんですよね。

不動産業界をテクノロジーで改善することで、社会全体が変わっていくことを実感できる。こんな醍醐味を味わえる仕事は、なかなかないと思います。私たちの取り組む事業は、もちろん大変なことも多いのですが、社会的な意義も非常に大きいですから。

── 本日は興味深いお話をありがとうございました。

遠藤さんとオフィス

GA technologiesでは事業貢献できるエンジニアを募集中!

GA technologiesでは、Webおよびアプリのエンジニア、デザイナー、マーケター、AIエンジニア、データサイエンティストなど、さまざまなテクノロジー領域を率いるプロフェッショナルを募集しています。レガシーでアナログな不動産業界をテクノロジーの力で改善し、お客様に価値を提供し続ける現場主義な開発者のご応募をお待ちします。

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オフィスツアーの動画も公開中

GA technologiesグループでは社員数の増加から2020年12月にはオフィスを増床しています。現在はテレワークを組み合わせたハイブリッドな働き方を推進していますが、応募者が気軽に会社訪問いただくことも難しい状況のため、オフィスツアーの動画を公開しています。あわせてご覧ください。

【オフィスツアー】GAテクノロジーズの本社オフィスをご案内! - YouTube

[SponsoredContent] 企画・制作:はてな
取材・構成:中薗 昴

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