■“眠りの小五郎”を演出する重要な道具
「蝶ネクタイ型変声機」は声を変幻自在に変えられる、いわゆるボイスチェンジャーの一種。眠らせた毛利小五郎になりすまして、コナンが推理ショーを行うのが定番の流れだが、小五郎そっくりの声を出すために用いるのがこの発明品だ。コミックスの第1巻に収録された「アイドル密室殺人事件」のエピソードで初登場後、コナンの必須道具となった。 この発明品がすごいのは、一度聞いた声を自動的に登録してくれる機能があるところ。登録された“声”をマネる際には、変声機側の番号で切り替え可能で、これによってコナンは、毛利小五郎、工藤新一などの声を自在に使い分けることができる。ちなみに小五郎の声の番号は「59番」なので、すでに変声機にはかなりの人数の“声”が登録されているものと思われる。 また、変声機を使うときは眠った小五郎の近くでコナンが小声で話すケースが多いが、周りの人にバレる様子はない。コナン自身の声や周囲の雑音は除去して、声だけをクリアに変換する相当優秀なノイズキャンセリング機能を搭載しているのかもしれない。
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