中国で今年の新規株式公開(IPO)計画を棚上げする企業が増えている。当局が投資家を保護し、金融安定を守るため規制強化に動いたことが背景にある。
今年に入りIPO申請を撤回した企業は計84社と、この3年で最多。昨年1-3月(第1四半期)は9社だった。ブルームバーグがまとめたデータによると、こうした企業の大半が予定していた上場先は、主にテクノロジー企業を対象とする上海証券取引所の「科創板(スターマーケット)」と深圳証券取引所の「創業板(チャイネクスト)」。
急速な景気回復と先の規制緩和を受けて企業の資金調達が急増したが、当局はこうした動きにブレーキをかけている。策定中の新たな規則では、企業が持つ技術面の実績と健全な財務に向けた基準の強化が一段と重視される見通しだ。
JPモルガン・アセット・マネジメントの朱超平グローバル市場ストラテジストは「最終的な目標は、企業による問題のある申請でいずれ投資家に被害が及びかねないリスクが生じるのを防ぐことだ」と指摘。株式公開のペースは「短期的に鈍化するかもしれないが、上場制度が改善されれば市場にとってより有益で、必要な資金調達を円滑に進められる企業が将来増えるだろう」と予想した。
原題:
Shelved IPOs Surge in China After Watchdog Tightens Scrutiny(抜粋)
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