目の前に浮かび上がった地球儀。右手をかざして動かすと、地球儀は回転し、太平洋上の《Oahu(オアフ島)》の文字をタッチすると、美しいビーチの映像が流れ、観光情報を手軽に得ることができる――。アスカネット(広島市)が開発した技術「ASKA3Dプレート」。地球儀などは空中映像として実在しており、決して錯覚などではない。

同社の技術を用い、広島銀行(同市)も今年5月、空中映像技術を使ったATM(現金自動預払機)を試験導入する。「引き出し」や「残高照会」といったメニューが浮き上がり、実際に触れて操作することができる。同行によるとATMで全国初の試み。担当者は「直感的かつ衛生的な対応が可能になる」と話す。
こうしたことがなぜ可能なのか。三菱電機エンジニアリング(東京)が昨秋開発した「空中タッチディスプレイ」の試作機の場合、反射材などで空中に映像を投影。指の位置や動きを備え付けられたセンサーが判別することで、スマートフォンでおなじみのタップ(画面を1回たたく)、フリック(はじく)といった動作にも対応する。
数年前から技術検討が本格化したといい、担当者は「不特定多数の方が触る公共の端末や医療現場など、幅広い場所での導入も考えられる」とした。同社は令和3(2021)年度中の製品化を目指す。SF映画で見た近未来風の光景も夢ではなくなりつつある。
1秒で検温も同時に
新型コロナウイルス禍により「非接触」への需要が高まり、加速した技術革新。そのいくつかは、すでに私たちの生活に浸透している。

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January 05, 2021 at 06:09AM
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