通信テクノロジーの世界的な特許使用料と支払いの是非を英国の裁判所が決定できることが、中国の華為技術( ファーウェイ)が争っていた2つの案件で示された。
英最高裁は26日、ファーウェイに対し特許を保有するアンワイヤード・プラネット・インターナショナルへの支払いを求め、応じなければ英国内での販売制限を命じる下級審の判断を支持した。別の特許所有者が絡むもう一つのケースでは、世界的な使用料を裁判所が決めるとすれば、その場所は製造が行われ販売の大半を占める中国であるべきだとのファーウェイと中興通訊( ZTE)の主張を退けた。
ファーウェイはすでにアンワイヤード・プラネットの親会社と和解しているが、今回の最高裁判断は事実上、英国の裁判所が世界的な特許使用料を一括して決定できることを意味する。中国やドイツ、米国など英国以外の国が、こうした争いを決着させたいと考えれば、どの国の裁判所が扱うかを巡り競争が始まる可能性もある。特許所有者の間では既に、英国の裁判所が人気を集めている。
無線通信の世界では、土台となるテクノロジーから誰が利益を受けるかを巡って世界中の企業が争っている。米 クアルコムやスウェーデンの エリクソンなど標準化された技術に関する特許を所有する企業と、米 アップルなど自社製品でそうした特許技術を利用する企業が対立する構図が一般的だ。
世界中の監督当局と裁判所は、こうした重要技術に絡む特許の評価の仕方や技術利用を制限する権利が特許所有者にあるかなどについて取り組んできたが、第5世代(5G)移動通信への移行が世界的に進む中、問題は一段と重要かつ難しくなっている。
今回の訴訟で特許所有者側を代表した法律事務所の1社、EIPは最高裁の判断について、「英国をこうした係争の解決で世界的に主導する司法管轄区域の一つとするものだ」と指摘した。
ファーウェイは資料で、必須の標準技術の特許ライセンスについて「均衡の取れた主張を繰り返していく」とした上で、「われわれの業界と社会に多大な恩恵をもたらすイノベーションに極めて重要だ」とコメントした。
原題: Huawei Loses U.K. Top Court Ruling Over Global Patent Rates (3)(抜粋)
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August 27, 2020 at 09:27AM
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英最高裁、ファーウェイの主張認めず-通信技術の特許使用料訴訟 - ブルームバーグ
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