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ニセ電話詐欺 カード盗急増2.8倍 被害総額は5年連続減:社会(TOKYO Web) - 東京新聞

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 「おれおれ詐欺」などのニセ電話詐欺の昨年の被害額は前年より八十一億四千万円少ない三百一億五千万円で、五年連続で減少したことが、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。現金を受け取る手口が大幅に減った一方、警察官などを装ってキャッシュカードを盗み取る「詐欺盗」の被害が前年比二・八倍、三十三億二千万円増の五十二億一千万円に急増。警察庁は「依然深刻な情勢」として警戒を呼び掛けている。

 ニセ電話詐欺グループが事前に資産状況や現金の保管場所、家族構成を聞き出すなどの「予兆電話(アポ電)」は昨年四〜十二月に九万一千七百九十八件あり、全都道府県で確認された。アポ電後に強盗被害に遭った事件は十一件(死者一人)あり、ニセ電話詐欺以外の重大事件に発展するケースも目立つ。

 全国の警察はニセ電話詐欺グループの国内拠点四十三カ所を捜索するなどして過去最高の六千七百七十三件、二千九百十一人を摘発。警察が「主犯」と認定した五十八人のうち44・8%の二十六人が暴力団構成員や準構成員らだった。

 拠点四十三カ所のうち約半数の二十一カ所が賃貸マンションで、前年一カ所だった「車両内」が八カ所に増加。他にタイやフィリピンから詐欺電話をかけるグループも現れるなど手口が多様化している。

 ニセ電話詐欺の認知件数は一万六千八百三十六件(前年比千八件減)で三十一都道府県で減少。大都市圏で被害が多く東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪の五都府県で全体の67・0%を占めた。六十五歳以上の高齢者が認知件数に占める「高齢者率」は4・2ポイント増の83・4%だった。

 類型別で被害額が大きく減ったのは、子や孫を装うおれおれ詐欺百十一億六千万円(前年比七十七億三千万円減)、有料サイト利用料金名目などの「架空請求詐欺」九十七億六千万円(同四十億八千万円減)など。

 被害金の受け渡しの手口は「現金手渡し型」の認知件数が二千四百四十六件で前年より千九百二十一件少なくなった。キャッシュカードの手渡し型と詐欺盗の合計は九千九十五件で全体の54・0%に上った。

<カード詐欺盗> ニセ電話詐欺の新たな手口。詐欺グループは警察官らを装って「キャッシュカードが不正使用されている」とうその電話をかけ、銀行職員に成り済ました者を被害者宅に派遣。紙に暗証番号を書かせ、カードと一緒に封筒に入れて「封印する」と告げ、被害者が目を離した隙に用意した別の封筒にすり替えて渡す手口が目立つ。被害者は手元の封筒にカードがあると思い込んで気付くのが遅れ、その前に現金自動預払機(ATM)で引き出されるケースが多い。警察庁は被害の増加を受け、2018年分からニセ電話詐欺の一類型として被害状況を公表している。

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February 20, 2020 at 12:33PM
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