出典:日経クロステック、2023年2月17日
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
根強いタブレット需要に後押しされて、2022年にはさまざまなメーカーからAndroidタブレットが販売された。一般にAndroidタブレットの価格は米Apple(アップル)のiPadよりも安価な傾向があり、なかには1万~2万円台で購入できる機種もある。
2022年8月には「aiwaデジタル」を展開するJENESIS(東京・千代田)がタブレットやスマートフォン、スマートウオッチなどを発売した。とりわけ3機種あるAndroidタブレットは安さで注目を集めた。10.1インチの「JA2-TBA1002-D」(直販価格は2万300円)と8インチの「JA2-TBA0801-D」(同1万7300円)を利用する機会があったので、その使い勝手を試してみた。
画面はやや暗いが閲覧に問題なし
JA2-TBA1002-DはOSにAndroid 12を搭載する。CPUは台湾MediaTek製の「MT8168」(2GHz×4コア)を採用。RAMは4Gバイトでストレージが32Gバイトである。重量は約490g。やや控えめなスペックといえる。
ベゼルは太めだが、両手で持って操作した際に指がディスプレーに触れて誤操作することがない。むしろ安心感が得られた。一般的な高価格帯のタブレットは有機ELディスプレーを搭載する端末が多い。しかしJA2-TBA1002-Dは液晶ディスプレーを搭載する。有機ELに比べるとやや画面が暗く感じるが、閲覧に支障はなかった。
8インチのJA2-TBA0801-DはOSにローエンド端末向けのAndroid 12(Go Edition)を採用している。CPUにはJA2-TBA1002-Dと同じMT8168を搭載する。RAMは2Gバイトで、ストレージは32Gバイトという構成である。重要は約334gと軽めで、持ち歩きに適したモデルという印象だ。
Webや電子書籍の閲覧には十分過ぎる
ここからは10.1インチのJA2-TBA1002-Dの使用感を主に記述していく。まずインターネットに接続してWebページを閲覧した。JA2-TBA1002-DはWi-Fi専用で、5GHz帯にも対応している。プリインストールされているブラウザーアプリ「Chrome」を使ってみると、サクサクやキビキビとまではいかないが、一般的なスマートフォンと同じようにスムーズに検索・閲覧できた。画面が大きいので、普段スマートフォンを使っている人が自宅で併用するにはちょうどよさそうだ。
電子書籍を読書する際にも便利だった。「Kindle」アプリをインストールして電子書籍や電子コミックを読んでみたところ、文字サイズの設定を変更して1画面に多くの情報を表示できた。文字の視認性も向上したので、スマートフォンでは文字が小さくて読みづらいと思っている人は重宝するだろう。
縦でも横でも表示できてページめくりもスムーズだ。電子書籍の読書を目的にタブレットを購入する人は、格安端末で十分に満足できるだろう。ただし手で持ち続けるには大きいと思った。重量が約490gあるので手が疲れる。紙の本に近い感覚で読みたいなら、画面サイズが8インチのモデルを選んだほうがよいだろう。
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