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フェアトレード 技術向上が大事 「純粋に魅力的と思われる商品を」 - 中日新聞

フェアトレードについて語り合う(右から)野吾奈穂子さん、高原幸子准教授、倉田佳祐さん=金沢市庁舎前広場で

フェアトレードについて語り合う(右から)野吾奈穂子さん、高原幸子准教授、倉田佳祐さん=金沢市庁舎前広場で

金沢 JICA北陸職員らトーク


 金沢市内でフェアトレードを広める取り組みをしている三人が二十三日、市庁舎前広場でトークショーを開き、発展途上国の農家の生活や自然環境を守る方法を語り合った。コーヒー農家の暮らしについて、国際協力機構北陸センター(JICA北陸)職員の野吾(やご)奈穂子さんは「高く売れる、上質な豆を作れるようになることが大切」と強調。現地で技術を伝えることの必要性を語った。 (寺田結)

 野吾さんは、農家らと技術を学ぶグループを結成するのとともに、日本企業が豆を買い取るルートをつくった取り組みを説明。収入が増え、農地を広げようとする農家が減ったためか、森林の伐採も減ったことにも触れ「森林と農家の生活の双方を守る、良い循環が生まれている」と話した。

 購入することで、海外への出稼ぎが必要な女性らの生活を守れる布製品を紹介したのは、金沢星稜大人文学部の高原幸子准教授だ。フィリピンで作られたポーチや、ネパールで作られたカラフルなランチョンマットを見せ、家でもできる縫製業は「出稼ぎに代わる副業になる」と説明した。

 金沢大フェアトレード推進サークルKuLOs(クロス)の倉田佳祐さん(同大二年)は、フェアトレード製品のニットを着用して登壇した。「シンプルで、いろいろなアイテムに合わせられるところが気に入っている。恵まれない人を助けようという感覚ではなく、純粋に商品が魅力的だと思ってもらえると良い」と話した。

 トークショーは、フェアトレードタウン金沢推進委員会が主催した「かなざわフェアトレードフェスタ2021」の一環。約五十人の来場客が聞き入った。

 フェアトレード 発展途上国の農産物や雑貨などを、適正な価格で継続的に輸入、消費する貿易の仕組み。企業などから不当な搾取を受け、低賃金での労働を強いられている生産者の経済的な自立を支援するねらいがある。


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October 24, 2021 at 03:00AM
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