職人も使えるアプリ導入、現場状況スマホでやりとり
現場を支える職人には70歳代、80歳代といった高齢の一人親方が多い。今や、現場は彼ら高齢者の存在なくしては成り立たない。最新テクノロジーの施工現場導入に拍車がかかる一方で、変化に追いつけない人も出てくるだろう。デジタルスキルに不安を抱える人でも扱いやすいシステムがより求められている。
ANDPADで資料を共有すれば、図面の変更もリアルタイムで確認できる。現場にいても、画面を拡大し、細かい部分の仕様もしっかり確認できる
職人直発注で高利回り実現
収益不動産を活用した資産運用コンサルティング事業を展開する大和財託(東京都渋谷区)は、自社で設計から施工管理することで中間コストを削減。高品質を保持しながらも原価を抑えることで高い利回りを実現している。コストを抑えることを目的に建材や各種専門工事業者を分離発注しているため、協力業者数も多い。
さらに、高齢な職人も多い中、「パソコンに長けた方は少なくて、かろうじてスマホを持っているような状況...。現場で不明点があった時に電話だけでは要領が得られない場合は翌日に持ち越し、監督が再度現場に行って説明することもありました」(南雄次氏)
そこで同社では、3年前より施工管理アプリANDPADを導入。協力業者との情報共有を行うことで生産性を高めている。「写真の格納など、資料共有に活用しています。協力業者とのデータのやり取りがしやすくなりました」( 高橋勅光氏)
IT導入で生産性向上
同社の年間完工棟数は約30棟。新築物件は、現在は木造アパートのみだが、4月に鉄骨造着工、今秋にRC造も着工。新築に加え、買取再販(自社でリノベーション工事を行う)も手掛けている。
完工ベースにすると月間2、3棟だが、同時進行で12、3棟の現場を実際は監督5人で動かしている。「少数精鋭で生産性を高めるためにITツールを上手く活用しています」(民谷亮人氏)
賃貸管理も含め、ワンストップで展開している同社では、蓄積した入居者ニーズやトレンドを物件のデザイン・設計にフィードバックし、人気を高めている。関西圏から、東京圏にも進出。社員や業者さんも増加。ANDPADのIDも増やし、活用幅を広げている。
【リポート/企画開発部マネージャー鹿熊佳恵】
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