県スキー技術選手権小山（男子）連覇・渋谷（女子）１４度目Ｖ - 中日新聞

雪を散らしながら滑走する選手＝県スキー連盟提供

　スキー技術の正確さや美しさを競う県スキー技術選手権大会（県スキー連盟主催、北陸中日新聞共催）は二十三日、白山市河内町内尾（うつお）の白山セイモアスキー場で競技があり、男子総合は小山一樹選手（３２）＝Ｔｅａｍ　Ｒｅａｌ　Ｓｎｏｗ＝が二連覇を果たした。女子総合は渋谷潤子選手（３６）＝バイオレットサンダーズ＝が二年ぶり十四回目の栄冠に輝いた。

　今大会では、全日本スキー連盟の検定一級以上を持つ十八歳以上が対象の「カテゴリー１」部門のみ行った。

　男女四十三選手が出場し、小刻みにターンを繰り返す「小回り」など、五種目の合計点で順位を決めた。

　気温が下がり、小雨が降る中、選手たちはスキーを巧みに操り、水を含んでざらめ状になった雪上を滑走。リズムよくターンし、ゲレンデに軌跡を描いた。

　男子の小山選手は「雨や風があったが、満足できるすべりができた」と話した。昨年は、出場を見送った渋谷選手は「ほっとした気持ち。体の使い方に課題がある。全日本大会では、初入賞を目指したい」と喜びを語った。

　男子の上位四位までと、女子の同二位までの選手は三月三〜八日、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される全日本スキー技術選手権大会に出場する。（吉田拓海）

　◇２位以下は次の通り

　【男子】▽総合　（２）村上恭太（河内スキー協会）（３）山崎慎也（鳥越スキー協会）

　【女子】▽総合　（２）村本桜（チーム疾風）（３）山本香那（葉山ハックルベリースポーツクラブ）