創業103年を迎えた金属加工業のケンシン工業(氷見市堀田)は、かつて盛んだった縫い針「氷見針」製造で培った研磨技術を応用し、高級櫛(くし)を作った。歯はステンレス製で、抵抗の少ない滑らかで心地よい櫛通りを実現した。持ち手は地元産材のひみ里山杉を活用した。氷見らしい贈答品として売り込む。
櫛は「つるかめ印のビューティーコーム」の名称で、同社初の独自ブランド商品となる。
歯の表面を高度な技術で鏡のように磨き上げ、髪に優しく、髪の痛みの原因となる静電気が起きにくくした。太さの違う櫛の歯を2段に並べ、髪の仕上がりがフワッとなるよう工夫した。ひみ里山杉を使用した持ち手は手触りがよく、手にフィットする形状になっている。
自社開発の研磨技術の活用を検討する中で、女性社員のアイデアを基に3年前から櫛作りに取り組んだ。ひみ里山杉協議会と材料提供などで連携した。
氷見の縫い針製造は藩政期に始まったとされ、戦前には縫い針の国内三大産地だった。需要減少に伴い、ケンシン工業は氷見最後の製造会社となったが、1975(昭和50)年頃までに自社生産を停止。現在は自動織機用の部品や、アルミ建材などを製造する。
「つるかめ印」は縫い針のブランドとして使っていた。櫛開発に伴い復活させ、商標登録した。
飯田和男ケンシン工業社長と、ひみ里山杉協議会の岸田毅事務局長(岸田木材社長)が氷見市ビジネスサポートセンターで発表した。飯田社長は「氷見針の歴史を重ね合わせた。氷見から販路を広げたい」と話した。ビューティーコームは1個3630円(税込み)となっている。
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December 04, 2020 at 11:46PM
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