
JR前橋駅(前橋市)北口にある複合施設「アクエル前橋」が注目を集めている。「コト消費」をコンセプトにしたリニューアルを進めており、10月にはプロジェクションマッピングなどのデジタル技術を活用した体験施設が相次いでオープンした。
延べ床面積は約4万2000平方メートル。地上6階建てで、駐車場を除く地下1階から5階までが商業施設・オフィスフロアだ。カラオケ店「まねきねこ」を手掛けるコシダカホールディングス(HD)が2019年2月に買い取り、全館オープンに向けた準備を進めている。
館内で一番の見どころは、地下1階の「エンターテインメントフロア」だ。すでに2つのユニークな施設が先駆けて開業した。
そのうちの一つは、日本の伝統文化と最新のデジタル映像技術を融合させる「ENNICHI by1→10(エンニチバイワントゥーテン)」。群馬県に伝わる民謡「上州八木節」や日本の伝統色などをテーマにした6つの展示がある。
11月上旬の日曜日に訪れると、店内は子ども連れのファミリー層でにぎわっていた。小学生の子どもを連れて友人と訪れた前橋市内に住む40代女性は「映し出される映像がきれいで、子どもが夢中で遊んでいた。新しい企画が出ればまた来店したい」とほほ笑んだ。
もう一つの施設「HADO ARENA」では、拡張現実(AR)を使ったゲーム「HADO」を楽しめる。頭や腕に専用の装置をつけ、専用のコートで手から仮想のボールを放つなどして対戦する。世界36カ国に店舗を構えるが、群馬県内では初めての出店だ。
両施設の来店客は「県内の家族連れが中心だが、写真撮影などをしたい10~20代の若者も増えてきた」(担当者)。地下1階には、今月末からまねきねこも入居する。
1階には書店やカフェ・バーが年末にもオープンする予定で、本を読みながらコーヒーなどが飲めるブックカフェのような形にする。2階には学習施設などが来春にも入居し、3~5階は企業のオフィスになる。11月上旬時点で全館の8割近くが埋まったという。
コシダカHDが買い取る前はパチンコ店などが営業していたが、施設の利用客は減少の一途をたどっていた。グループ会社、コシダカプロダクツ(東京・港)の佐々木敏之専務は「前橋駅のにぎわいを取り戻す一助にしたい」と意気込む。
(前橋支局 高野馨太)
[日経MJ 観光・インバウンド面 2020年11月23日付]
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November 25, 2020 at 02:30AM
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