ラトナは2020年11月2日、エッジコンピューティングプラットフォーム「AION」の主要技術と主要マイクロサービスをGitHub上にオープンソース化したと発表した。国内および国際特許取得技術を含む情報を公開することで、IoT(モノのインターネット)やエッジコンピューティングの技術を、製造から小売りまで多くの産業に普及させる狙い。
AIONは、AI(人工知能)、IoT、エッジコンピューティングの開発と運用管理に必要なハードウェアやソフトウェアを包括的に提供するプラットフォーム。コンテナオーケストレーションツール「Kubernetes」をはじめ、Microsoft Azure、NVIDIAなどの技術を活用している。
今回、MITライセンスとしてオープンソース化した81の主要技術とマイクロサービスのうち、主なものに、AION上のマイクロサービスを安定して動作させるためのコンポーネントやライブラリなどを含んだAIONコア、USBカメラからの映像をストリーミング配信するマイクロサービス、Open CVを使ったテンプレートマッチング、安川電機のロボットコントローラーからイーサネット経由でデータを取得するマイクロサービスがある。
同社は、社内用ソースコードのバージョン管理ツールとして使用し、プライベート管理しているBitbucket上のリポジトリを、パブリック管理のGitHub上に公開することでオープンソース化した。今後も、使いやすさの向上と機能の拡充を進めるとしている。
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