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防災×テクノロジーのタスクフォース/JAXAが技術解説/被害状況の衛星活用 - 日刊建設通信新聞

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 内閣府は22日、「防災×テクノロジー」タスクフォースの第3回会合を開いた=写真。「被害状況の把握などにおける衛星の活用」をテーマに、陸域観測技術衛星2号「だいち2号」を防災分野に活用している宇宙航空研究開発機構(JAXA)などから取り組みを聴取した。
 JAXAは、だいち2号から地表面に照射したレーダー波の反射波を観測することで、災害による被害を把握する技術を説明した。浸水や土砂崩壊が発生した個所に照射すると、だいち2号とは別方向に反射する電波が多く、地表面からの反射が小さくなるため、画像が暗く表示される仕組みを解説。だいち2号は正午ごろと午前0時ごろに日本上空を通過しており、観測から約2時間後に災害速報図、約5時間後には被害区域図を情報提供できるとした。昼夜や天候の影響を受けずに観測可能なことが特徴。
 インフラのモニタリングにも活用可能で、従来の測量手法に比べて事前準備が不要で、高精度、広範囲、低コストな点でも優位性があると強調。国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録後、代理店を通じて普及展開することで、インフラの予防保全に貢献できるこの技術の社会実装を目指していくと説明した。
 このほか、準天頂衛星を活用した災害時情報収集サービスを発表した構造計画研究所などが事例を紹介した。
 内閣府は、防災×テクノロジーを推進する施策の方向性を6月ごろまでにまとめ、政府が策定する骨太の方針や成長戦略に反映したい考えだ。

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