【ニューヨーク=村山誠】米気象当局は1日午後(日本時間2日未明)、5段階分類で最大級の「カテゴリー5」に勢力を強めたハリケーン「ドリアン」が、南部フロリダ州の東約300キロのバハマに上陸したと発表した。今後フロリダ州に近づく見込みで、沿岸部を中心に避難指示が出ている。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、最大風速は秒速約80メートルで、米メディアは1980年のハリケーンに次ぐ2番目の強さと報じている。NHCは「壊滅的な被害が出る恐れがあり、一刻も早い避難が必要だ」と警告している。
トランプ大統領は1日、連邦緊急事態管理庁(FEMA)での危機管理担当者らとの会議後、記者団に「過去最大級のハリケーンで、東海岸の多くで甚大な影響が出る恐れがある」と述べ、各自治体からの避難情報などに十分注意するよう呼びかけた。ドリアンの接近を受け、トランプ氏は予定していたポーランド訪問を中止していた。
2019-09-02 01:33:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/world/20190902-OYT1T50129/
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